STマイクロエレクトロニクス株式会社

目次

STマイクロエレクトロニクス株式会社は、半導体テクノロジーの開発・製造を行う世界的な総合半導体メーカーであり、人々の生活をより豊かにする技術を提供しています。ここでは、同社のASICの特徴や対応領域、開発事例などについて調査し、情報をまとめました。

STマイクロエレクトロニクス株式会社
引用元:STマイクロエレクトロニクス株式会社公式HP(https://www.st.com/content/st_com/ja.html)

STマイクロエレクトロニクス株式会社のASICの特徴

耐放射線性ASICに関する専門性を持つ

STマイクロエレクトロニクス株式会社は、航空宇宙産業向けとして、宇宙環境における過酷な環境に対応する耐放射線性ASICに関する専門性を持った企業であり、耐放射線技術の専門家が開発したIP/ツールやライブラリ、開発手法を含む航空宇宙テクノロジー・プラットフォームを提供。また、パワー半導体やIPDなど差別化された耐放射線性技術について、ASICやファンドリを利用する主要な顧客に向けて提供しています。

ソリューション開発から生産まで包括的な支援提供が可能

同社がフランスに構えているレンヌ工場は、ESCCやQML認証を取得している、STマイクロエレクトロニクスの航空宇宙や高信頼性サプライチェーンの中核ともいえる存在です。ソリューションの開発から試作開発、生産までの段階における包括的な支援を提供しています。また、元請業者や観測機器/サブシステム・サプライヤがASICに対する要件に対応できます。さらにファブレス・チップ・メーカー向けとしてFoundry+サービスも提供しています。

高い専門性を活かした品質保証

航空宇宙用製品やそれに関する技術に対する数十年間の取り組みを通じて、同社では航空宇宙用製品の品質を保証するにあたって高い専門性を培っていますが、この点は「ESCC」「QML」「JAN」の3規格を認証している点でも裏付けられています。以上のような専門性を持つことにより、航空宇宙用のASICで求められる技術やパッケージ技術における認証取得も可能にしています

STマイクロエレクトロニクス株式会社のASICの対応領域

STマイクロエレクトロニクス株式会社のLSIの事例

Starlink向け 衛星通信用専用チップ

STマイクロエレクトロニクスは、SpaceXと10年にわたって協業し、Starlink向けの専用チップを共同設計しています。公開情報では、フランスとイタリアのSTエンジニアが設計に関わり、フランス、マルタ、マレーシアの工場で製造していると説明されています。

また、STのBiCMOS技術はStarlinkの高性能フェーズドアレイアンテナにも活用されており、家庭や企業向けの高速インターネット接続を支える重要なデバイスとして位置づけられています。/p>

フルターンキーに
対応しているか?

同社は、ソリューション開発に加えて試作開発や生産に至るまで包括的なサポートを提供しています。公式HPにフルターンキーに関する記述はなかったので対応は不明です。

STマイクロエレクトロニクス株式会社のASICの実績

STマイクロエレクトロニクス株式会社のまとめ
耐放射線ASIC開発に強みを持つ

STマイクロエレクトロニクス株式会社は、航空宇宙産業向けの耐放射線ASIC開発に強みを持っています。耐放射線のエキスパートにより開発が行われた包括的な宇宙テクノロジー・プラットフォームに加え、他社と差別化された技術を顧客に提供しています。また、さまざまな技術や製品に対する放射線テストを通じ、独自ツールや方法論の開発を行っています。

ASICはメーカーにより得意分野が異なります。要件や目的に合ったASICメーカーを選びましょう。目的別にASICメーカーをまとめた特集ページを用意していますので、併せてご確認ください。

STマイクロエレクトロニクス株式会社の会社概要

STマイクロエレクトロニクス株式会社は、人々の暮らしをより豊かにする半導体テクノロジーの開発・製造を行っている企業であり、研究開発・チップ設計・製造・販売・サポートまで包括的な管理を行っています。スイスのジュネーブに本社を置くグローバル企業であり、日本法人は東京都港区に本社を置いています。

さまざまな独自技術や製品を開発しており、同社のチップは電気自動車やスマートキー、工場設備、データセンター、スマートフォンなど、幅広い製品に用いられています。

会社名 STマイクロエレクトロニクス株式会社
本社所在地 東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟17F
設立年 1987年
電話番号 03-5783-8200(大代表)
公式サイトURL https://www.st.com/content/st_com/ja.html
目的別
ASICメーカー3選

用途に特化した高性能な半導体を実現するための要であるASICは、メーカーによって得意とする領域や対応の柔軟性、設計支援体制に大きな差があります。

ここではASICの導入や開発を検討している企業担当者に向けて、信頼できるASICメーカー3社を厳選。それぞれの特徴や得意分野をわかりやすく紹介します。

汎用アナログ信号
への対応力なら
ジェピコ
ジェピコ公式HP
引用元:ジェピコ公式HP
https://www.jepico.co.jp/analog-asic.html
対応可能なプロセスノード

500nm/350nm/250nm/180nm

ASIC開発実績

OA機器/産業機器/住宅関連機器/車載/EOL相当品開発

など
おすすめの理由
  • 信号処理で多数の開発実績あり※1。無電源環境下で動作する低電力のミックスドシグナルIC等、難易度の高い仕様も、自社製品に合わせて実現しやすい
  • ファブレスメーカーとして、ウェハ製造~IC量産出荷まで一貫した品質保証が可能。デリバリ面でも安定した供給体制を構築している。
画像やAI処理などの
先端SoCへの対応力なら
ソシオネクスト
ソシオネクスト公式HP
引用元:ソシオネクスト公式HP
https://www.socionext.com/jp/
対応可能なプロセスノード

90nm/65nm/55nm/40nm/28nm/16nm/12nm/7nm/5nm

ASIC開発実績

TV/LPWA/衛星通信/スマートセンサー

など
おすすめの理由
  • RF通信向けソリューションの実績あり。低消費電力RF設計技術を活かし、カスタムSoCの省電力化を提案。
  • AI処理に対応したSoCを設計。Google Quantum AIと量子制御チップを共同開発※2するなど、先端領域への技術展開を強化。
光通信ネットワーク
への対応力なら
メガチップス
メガチップス公式HP
引用元:メガチップス公式HP
https://www.megachips.co.jp/product/asics/
対応可能なプロセスノード

TSMC:28nm/16nm FFC/5nm/7nm(計画中)
GF:22nm FDSOI/12nm(計画中)

ASIC開発実績

PON向け高速シリアルインターフェース(SerDes)

など
おすすめの理由
  • PON向けバーストモードCDR/SerDes技術で15年以上の開発実績※3(2025年8月調査時点)を有し、上り信号を安定化
  • 5G RU FPGAからASICへの変換により、システム性能を損なうことなく消費電力を最大55%削減※4し、低コスト化を実現

※1参照元:ジェピコ公式HP(https://www.jepico.co.jp/analog-asic/development_case.html)
※2参照元:日経クロステック(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02214/)
※3参照元:メガチップス公式HP(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)
※4参照元:メガチップス(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)

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