自動車のASIC導入事例

自動車業界では、コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化の進展に伴い、より高度な制御と信頼性が求められています。ASICの導入は、自動運転支援システム(ADAS)の高速処理、電力消費の最適化、そして過酷な車載環境下での小型化・高信頼性を実現するための重要な鍵となります。

本ページでは、自動車分野における具体的な開発事例をまとめました。

ADAS(先進運転支援システム)・自動運転向け:高機能コンピューティングIC

カメラやLiDARからの膨大なデータをリアルタイムで処理し、高度な安全機能を支える事例です。

参照元:GUC(Global Unichip Corp)公式HP(https://www.guc-asic.com/jp/case/Automotive)

パワートレイン・シャシー制御向け:小型・高信頼性制御IC

電動パワーステアリング(EPS)やブレーキシステムなど、走行の基幹部分を支える事例です。

参照元:デンソー公式HP 採用情報インタビュー(https://www.denso.com/jp/ja/driven-base/career-life/interview-asic/)

HMI・ボディ電子機器向け:センサー統合・表示制御IC

タッチセンサーや電子ミラー、メーター表示など、次世代のコックピット環境を実現する事例です。

参照元:DNP LSIデザイン公式HP / 東海理化 ネプコンジャパン展示資料(https://www.dnp.co.jp/group/dnp-lsidesign/business_01/index.html)

車載ASIC導入検討のステップ

車載向けASIC開発には、一般的な民生品よりも厳しい品質管理と長期的な供給体制が求められます。成功のためには、車載特有の要件を熟知したパートナー選定が不可欠です。

  1. 要求仕様と安全基準の策定: 必要なASILレベルや、動作温度範囲(グレード)の定義。
  2. 車載IPの活用: 実績のあるプロセッサコアや車載通信(CAN/LIN/Ethernet)IPの選定。
  3. 長期供給・品質保証体制の構築: 10年以上の長期供給対応や、ゼロディフェクト(不良品ゼロ)を目指す設計・テストフローの確立。

自動車の電子化が加速する中、差別化の源泉は「独自のハードウェア(ASIC)」へとシフトしています。まずは現在のシステム構成を分析し、どの機能を統合することで付加価値が最大化されるかを検討することから始まります。

目的別
ASICメーカー3選

用途に特化した高性能な半導体を実現するための要であるASICは、メーカーによって得意とする領域や対応の柔軟性、設計支援体制に大きな差があります。

ここではASICの導入や開発を検討している企業担当者に向けて、信頼できるASICメーカー3社を厳選。それぞれの特徴や得意分野をわかりやすく紹介します。

汎用アナログ信号
への対応力なら
ジェピコ
ジェピコ公式HP
引用元:ジェピコ公式HP
https://www.jepico.co.jp/analog-asic.html
対応可能なプロセスノード

500nm/350nm/250nm/180nm

ASIC開発実績

OA機器/産業機器/住宅関連機器/車載/EOL相当品開発

など
おすすめの理由
  • 信号処理で多数の開発実績あり※1。無電源環境下で動作する低電力のミックスドシグナルIC等、難易度の高い仕様も、自社製品に合わせて実現しやすい
  • ファブレスメーカーとして、ウェハ製造~IC量産出荷まで一貫した品質保証が可能。デリバリ面でも安定した供給体制を構築している。
画像やAI処理などの
先端SoCへの対応力なら
ソシオネクスト
ソシオネクスト公式HP
引用元:ソシオネクスト公式HP
https://www.socionext.com/jp/
対応可能なプロセスノード

90nm/65nm/55nm/40nm/28nm/16nm/12nm/7nm/5nm

ASIC開発実績

TV/LPWA/衛星通信/スマートセンサー

など
おすすめの理由
  • RF通信向けソリューションの実績あり。低消費電力RF設計技術を活かし、カスタムSoCの省電力化を提案。
  • AI処理に対応したSoCを設計。Google Quantum AIと量子制御チップを共同開発※2するなど、先端領域への技術展開を強化。
光通信ネットワーク
への対応力なら
メガチップス
メガチップス公式HP
引用元:メガチップス公式HP
https://www.megachips.co.jp/product/asics/
対応可能なプロセスノード

TSMC:28nm/16nm FFC/5nm/7nm(計画中)
GF:22nm FDSOI/12nm(計画中)

ASIC開発実績

PON向け高速シリアルインターフェース(SerDes)

など
おすすめの理由
  • PON向けバーストモードCDR/SerDes技術で15年以上の開発実績※3(2025年8月調査時点)を有し、上り信号を安定化
  • 5G RU FPGAからASICへの変換により、システム性能を損なうことなく消費電力を最大55%削減※4し、低コスト化を実現

※1参照元:ジェピコ公式HP(https://www.jepico.co.jp/analog-asic/development_case.html)
※2参照元:日経クロステック(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02214/)
※3参照元:メガチップス公式HP(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)
※4参照元:メガチップス(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)

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