株式会社ロジック・リサーチ

目次

福岡県福岡市に拠点を構える株式会社ロジック・リサーチは、EOLが宣言された汎用ICの再開発と製造販売、研究開発や少量生産品向けのASICの開発・製造・販売などを手がけています。同社のASICの特徴や開発事例、対応領域などを調査してまとめました。

株式会社ロジック・リサーチ
引用元:株式会社ロジック・リサーチ公式HP(https://www.logic-research.co.jp/index.html)

株式会社ロジック・リサーチのASICの特徴

きめ細かなコミュニケーションにより製品を提供

同社は自社工場や生産設備を持たず、設計や開発を行う拠点(R&D)は日本国内に設けているファブレス企業です。日本ならではの技術力に加え、迅速できめ細かいコミュニケーションを提供しています。顧客はもちろん、協力体制を結んでいるファブとのコミュニケーションを密に行うことによって、細かい問題点もクリアにして作業を進めていきます。

EOL製品の再開発にも対応している

既存の半導体メーカーが製造終了を宣言した汎用ICの再開発にも対応しています。例えば生産数量の低下によりEOLを提示された製品についても、独自の手法を用いて低コストで再開発しています。産業機器向けのICや民生機器向けのIC、通信機器向けのICなどに対応できます。また、FPGAも活用することができ、コストダウンが期待できます。

CPUを混載したASICの開発も行っている

CPUと周辺をワンチップ化したASICの開発・製造・販売にも対応しています。例えば、ルネサスエレクトロニクス社のSH4やH8を組み込んだASICの開発にも対応しています。そのほか、研究開発や少量生産品向けのASICについても開発や製造、販売を行っています。

株式会社ロジック・リサーチのASICの対応領域

公式サイトに掲載がありませんでした(2025年12月調査時点)。

株式会社ロジック・リサーチのLSIの事例

EOL製品の再開発事例

既存半導体メーカーにより製造終息が宣言された、システム電話用ASICの再開発を行った事例があります。こちらの事例では、2チップを1Waferで製造しています。

参照元:株式会社ロジック・リサーチ公式HP(https://www.logic-research.co.jp/business2.html)

CPU混載カスタムSoC

株式会社ロジック・リサーチは、CPUを混載したASICの開発実績を公開しています。ルネサスエレクトロニクスのSH4やH8Sをライセンス利用したカスタムSoCの開発に対応しており、既存CPU資産を活かしながら、必要な機能をワンチップ化できる点が特長です。

汎用デバイスでは対応しにくい仕様にも合わせやすく、機能集約や長期供給を見据えたカスタム開発を検討している企業に適した事例といえます。

参照元:ロジック・リサーチ公式HP(https://www.logic-research.co.jp/business3.html)

H8Sマイコン互換のカスタムマイコン

公開資料では、株式会社ロジック・リサーチがルネサスIPを活用した各種マイコンの開発実績を持つことが紹介されており、H8Sマイコンは5品種の実績があると記載されています。製造終息品への対応を前提に、パッケージ互換やピン互換を意識した開発が行われている点が特徴です。

既存基板やソフトウェア資産を活かしやすいため、EOL対策や代替デバイスの確保を進めたい場面で有効な事例として参考にできます。

フルターンキーに
対応しているか?

同社のASIC開発は、要求設計、RTL設計、論理シミュレーション、テスト仕様書が顧客の分担なので、フルターンキーではありません。

株式会社ロジック・リサーチのAISCの実績

株式会社ロジック・リサーチのまとめ
高い競争力を持つビジネス創出に繋げる

株式会社ロジック・リサーチは豊富な経験と技術力に加え、LSI製造会社と連携することで、顧客が要望する製品をより良いコストパフォーマンスにより供給しています。このように、ファブレス形態の採用によって設備投資や先端プロセス技術開発投資が不要となり、経営リソースを開発に集中させられます。また、同社の技術を活用することによってASICではなくコストの安いFPGAで再開発できるので、顧客にとって競争力の高いビジネスを創出できます。

ASICはメーカーにより得意分野が異なります。要件や目的に合ったASICメーカーを選びましょう。目的別にASICメーカーをまとめた特集ページを用意していますので、併せてご確認ください。

株式会社ロジック・リサーチの会社概要

株式会社ロジック・リサーチは、福岡県福岡市に拠点を置き、LSIの開発や製造、販売を手がけています。

製造は、外注ファブとの協力関係を築き品質管理を重視して、顧客のニーズに合う製品を提供しています。半導体開発の豊富な経験を持つ技術陣により、製品の出来栄えについてしっかり管理し、より良い製品に仕上げています。

会社名 株式会社ロジック・リサーチ
本社所在地 福岡県福岡市早良区百道浜3丁目8番33号
設立年 1992年
電話番号 092-834-8441
公式サイトURL https://www.logic-research.co.jp/index.html
目的別
ASICメーカー3選

用途に特化した高性能な半導体を実現するための要であるASICは、メーカーによって得意とする領域や対応の柔軟性、設計支援体制に大きな差があります。

ここではASICの導入や開発を検討している企業担当者に向けて、信頼できるASICメーカー3社を厳選。それぞれの特徴や得意分野をわかりやすく紹介します。

汎用アナログ信号
への対応力なら
ジェピコ
ジェピコ公式HP
引用元:ジェピコ公式HP
https://www.jepico.co.jp/analog-asic.html
対応可能なプロセスノード

500nm/350nm/250nm/180nm

ASIC開発実績

OA機器/産業機器/住宅関連機器/車載/EOL相当品開発

など
おすすめの理由
  • 信号処理で多数の開発実績あり※1。無電源環境下で動作する低電力のミックスドシグナルIC等、難易度の高い仕様も、自社製品に合わせて実現しやすい
  • ファブレスメーカーとして、ウェハ製造~IC量産出荷まで一貫した品質保証が可能。デリバリ面でも安定した供給体制を構築している。
画像やAI処理などの
先端SoCへの対応力なら
ソシオネクスト
ソシオネクスト公式HP
引用元:ソシオネクスト公式HP
https://www.socionext.com/jp/
対応可能なプロセスノード

90nm/65nm/55nm/40nm/28nm/16nm/12nm/7nm/5nm

ASIC開発実績

TV/LPWA/衛星通信/スマートセンサー

など
おすすめの理由
  • RF通信向けソリューションの実績あり。低消費電力RF設計技術を活かし、カスタムSoCの省電力化を提案。
  • AI処理に対応したSoCを設計。Google Quantum AIと量子制御チップを共同開発※2するなど、先端領域への技術展開を強化。
光通信ネットワーク
への対応力なら
メガチップス
メガチップス公式HP
引用元:メガチップス公式HP
https://www.megachips.co.jp/product/asics/
対応可能なプロセスノード

TSMC:28nm/16nm FFC/5nm/7nm(計画中)
GF:22nm FDSOI/12nm(計画中)

ASIC開発実績

PON向け高速シリアルインターフェース(SerDes)

など
おすすめの理由
  • PON向けバーストモードCDR/SerDes技術で15年以上の開発実績※3(2025年8月調査時点)を有し、上り信号を安定化
  • 5G RU FPGAからASICへの変換により、システム性能を損なうことなく消費電力を最大55%削減※4し、低コスト化を実現

※1参照元:ジェピコ公式HP(https://www.jepico.co.jp/analog-asic/development_case.html)
※2参照元:日経クロステック(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02214/)
※3参照元:メガチップス公式HP(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)
※4参照元:メガチップス(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)

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