EPSON

目次

エプソンのASICは、豊富なラインナップと長期供給体制が魅力です。高い技術力でセミカスタムIC手法によるアプローチを提供しています。この記事では、エプソンのASIC の特徴や対応領域などについて詳しくまとめました。

EPSON
引用元:EPSON公式HP(https://www.epson.jp/)

EPSONのASICの特徴

豊富なラインナップと長期供給体制

自社前工程生産により長期安定供給を実現しています。1982年からのサポート実績があり、産業機器向けなど長期間仕様変更なしで使用されるレガシーデバイスとして活用可能です。ゲートアレイ、エンベデッドアレイ、スタンダードセルの3つの設計手法を用意し、用途や要求性能に応じた適切な選択が可能。多様なニーズに柔軟に対応しています。

セミカスタムIC手法を採用

用途や設計規模に応じて適切なアプローチを提供します。ゲートアレイ方式は既存のロジックセルを組み合わせて短期間で量産が可能であり、設計コストと期間を抑えつつ柔軟性を確保。埋め込み型はアナログ回路やメモリを内部に統合でき、高性能かつ省スペースなソリューションを実現します。

スタンダードセル方式は完全カスタムに近い設計自由度を持ち、高速処理や低消費電力など厳しい仕様要求にも対応可能です。

高電圧・高電流対応の
DMOS-ASIC設計

高電圧・高電流に対応したパワー半導体設計技術を活かし、産業機器やモーター駆動などの電力制御分野に最適化されています。DMOS構造によりスイッチング損失を低減し、高効率かつ安定した動作を実現。耐電圧や耐熱設計にも優れ、過酷な環境下でも信頼性の高い運用が可能です。

従来の汎用ICでは難しい高電力制御や高速駆動を必要とするアプリケーションに対応しています。

EPSONのASICの対応領域

EPSONのLSIの事例

産業機器メーカーA社向け 5V電源・既存基板維持に対応したASIC置換え事例

EPSON公式では、ASICへの置換え時に発生しやすい課題の解決事例として、産業機器メーカーA社の事例が公開されています。A社では、5Vのシステム電源を変更したくないこと、今使っている基板を変更したくないこと、長期間使う製品のため安定した供給が必要であることが課題として挙げられています。

EPSONは、こうした条件に対応するASIC置換えの考え方を提示しており、既存システムへの影響を抑えながら、長期運用を見据えた製品対応を検討できる事例として紹介しています。

産業機器メーカーB社向け 複数CPLDの管理コスト増に対応したASIC置換え事例

EPSON公式では、産業機器メーカーB社の解決事例も公開されています。B社では、5Vのシステム電源を変更したくないことに加え、複数のCPLDによる管理コスト増、そして長期間使う製品に求められる安定供給が主な課題として整理されています。

この事例では、ASICへの置換えによって、既存の使用条件を踏まえながら部品管理面の課題に向き合えることが示されており、産業機器向けのASIC導入を検討する際の参考事例として活用できます。

フルターンキーに
対応しているか?

公式サイトに記載がありません(2025年9月調査時点)。

EPSONのASICの実績

要問合せ

EPSONのASICのまとめ
長期供給と
多彩なセミカスタム技術

エプソンのASICは、豊富なラインナップと長期供給体制により安定した提供が可能です。ゲートアレイ、埋め込み型、スタンダードセルのセミカスタムIC手法を活用し、用途や性能に応じた柔軟な設計を提供しています。高電圧・高電流対応のDMOS-ASIC設計により、産業機器や電力制御分野でも高信頼性・高効率な動作を実現します。

ASICはメーカーにより得意分野が異なります。要件や目的に合ったASICメーカーを選びましょう。目的別にASICメーカーをまとめた特集ページを用意していますので、併せてご確認ください。

EPSONの会社概要

1942年にセイコーの社内分社として創業され、1975年に「エプソン」というブランド名で初の電子式時計を発表しました。その後、プリンター、プロジェクター、半導体など多岐にわたる製品群を展開し、精密・省電力技術で成長したグローバル総合半導体メーカーです。ASICやマイクロデバイスの長期供給と高い技術力により、多くの産業ユーザーから信頼を得ています。

会社名セイコーエプソン株式会社
本社所在地長野県諏訪市大和3-3-5
設立年1942年
電話番号公式サイトに記載がありませんでした
公式サイトURLhttps://www.epson.jp/
目的別
ASICメーカー3選

用途に特化した高性能な半導体を実現するための要であるASICは、メーカーによって得意とする領域や対応の柔軟性、設計支援体制に大きな差があります。

ここではASICの導入や開発を検討している企業担当者に向けて、信頼できるASICメーカー3社を厳選。それぞれの特徴や得意分野をわかりやすく紹介します。

汎用アナログ信号
への対応力なら
ジェピコ
ジェピコ公式HP
引用元:ジェピコ公式HP
https://www.jepico.co.jp/analog-asic.html
対応可能なプロセスノード

500nm/350nm/250nm/180nm

ASIC開発実績

OA機器/産業機器/住宅関連機器/車載/EOL相当品開発

など
おすすめの理由
  • 信号処理で多数の開発実績あり※1。無電源環境下で動作する低電力のミックスドシグナルIC等、難易度の高い仕様も、自社製品に合わせて実現しやすい
  • ファブレスメーカーとして、ウェハ製造~IC量産出荷まで一貫した品質保証が可能。デリバリ面でも安定した供給体制を構築している。
画像やAI処理などの
先端SoCへの対応力なら
ソシオネクスト
ソシオネクスト公式HP
引用元:ソシオネクスト公式HP
https://www.socionext.com/jp/
対応可能なプロセスノード

90nm/65nm/55nm/40nm/28nm/16nm/12nm/7nm/5nm

ASIC開発実績

TV/LPWA/衛星通信/スマートセンサー

など
おすすめの理由
  • RF通信向けソリューションの実績あり。低消費電力RF設計技術を活かし、カスタムSoCの省電力化を提案。
  • AI処理に対応したSoCを設計。Google Quantum AIと量子制御チップを共同開発※2するなど、先端領域への技術展開を強化。
光通信ネットワーク
への対応力なら
メガチップス
メガチップス公式HP
引用元:メガチップス公式HP
https://www.megachips.co.jp/product/asics/
対応可能なプロセスノード

TSMC:28nm/16nm FFC/5nm/7nm(計画中)
GF:22nm FDSOI/12nm(計画中)

ASIC開発実績

PON向け高速シリアルインターフェース(SerDes)

など
おすすめの理由
  • PON向けバーストモードCDR/SerDes技術で15年以上の開発実績※3(2025年8月調査時点)を有し、上り信号を安定化
  • 5G RU FPGAからASICへの変換により、システム性能を損なうことなく消費電力を最大55%削減※4し、低コスト化を実現

※1参照元:ジェピコ公式HP(https://www.jepico.co.jp/analog-asic/development_case.html)
※2参照元:日経クロステック(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02214/)
※3参照元:メガチップス公式HP(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)
※4参照元:メガチップス(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)

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