Media Tek

目次

MediaTekは、高度なSoC開発力と先端プロセス技術を活かしたASICを提供し、モバイルからデータセンター、AIアクセラレータまで幅広い用途に対応しています。この記事では、MediaTekのASICの特徴や対応領域などを紹介します。

Media Tek
引用元:Media Tek公式HP(https://www.mediatek.com/ja-jp/)

Media TekのASICの特徴

高度なSoC開発力を活かした
カスタム対応

長年のSoC開発経験に基づき、試作・検証プロセスを効率化しており、設計から量産までの開発全工程を総合的に支援します。仕様策定や設計段階での技術相談、検証・試作支援、製造後の最適化まで一貫してサポート。単なる設計技術ではなく、幅広い用途や要件に応じて適切なASICを設計・調整できる点に強みがあります。

モバイル、IoT、データセンター、AIアクセラレータなど、多様なアプリケーション向けに最適化された回路設計や機能統合が可能。高度なCPU/GPU/AIエンジンなどの自社IPを組み合わせ、性能や消費電力、面積をバランスよく調整したカスタムチップを提供できます。

先端プロセスと低消費電力設計技術

先端の半導体プロセスを活用し、高性能と省電力を両立した設計が可能です。先端ノードによるトランジスタ集積度の向上や回路最適化技術により、処理性能を維持しながら消費電力を大幅に削減。モバイルやエッジAIなど、電力制約の厳しい用途でも高効率な動作を実現し、長時間稼働や熱設計の最適化に貢献します。

エンタープライズ向け
ASICソリューション

データセンターやAIアクセラレータ、ネットワーク機器向けに最適化された高性能カスタムチップを提供します。大規模データ処理や高速通信に対応するため、先端プロセスや高帯域幅メモリ、専用アクセラレーション機能を統合。高効率かつ信頼性の高い設計により、企業の要求する性能・拡張性・運用コストの最適化を支援します。

Media TekのASICの対応領域

Media TekのLSIの事例

DENSO向け ADAS・コックピット用車載カスタムSoC

MediaTekはDENSOと連携し、ADASおよびコックピットシステム向けの車載カスタムSoCを共同開発しています。DENSOの車載安全技術と車両統合ノウハウ、MediaTekの高性能・高効率SoCおよびAI技術を組み合わせることで、次世代の運転支援に向けたスケーラブルなプラットフォームの構築を進めています。

この事例では、ISO 26262準拠やASIL-B/Dレベルの機能安全、AEC-Q100対応に加え、カメラ・レーダー・LiDARを活用したマルチセンサーフュージョンにも対応しており、量産を見据えた車載向けカスタムSoC開発の実績として活用できます。

NVIDIA向け GB10 Grace Blackwell Superchipの共同設計

MediaTekはNVIDIAと協業し、パーソナルAIスーパーコンピューター「NVIDIA Project DIGITS」向けGB10 Grace Blackwell Superchipの設計に参画しています。ArmベースSoCで培った性能設計と省電力技術を活かし、AI研究者や開発者向けの先進的なコンピューティング基盤づくりを支える事例です。

この取り組みは、MediaTekがスマートフォンやIoT分野で蓄積してきた技術力を応用し、高性能と電力効率を両立するSoC設計をAI分野の先端案件に展開している実績として紹介できます。

フルターンキーに
対応しているか?

ASICの設計から製造、検証、量産供給までを一貫対応するフルターンキー型サービスを提供しています。

MediaTekのASICの実績

2024年10月時点で、MediaTekはASIC分野において70件超の製品テープアウト実績を公表しています。

同時点で、ASICの出荷実績は10億個超とされています。

あわせて、56G/112G ASIC、Retimer、AECソリューションの展開実績を有し、224G SerDesも発表しています。

Media Tekのまとめ
柔軟なカスタムに対応する
一貫サポート

MediaTekのASICは、高度なSoC開発力を活かした柔軟なカスタム対応、先端プロセスと低消費電力設計技術、そしてエンタープライズ向けの高性能ソリューションを特徴としています。用途や仕様に応じた最適化設計により、モバイルからデータセンター、AIアクセラレータまで幅広く対応。高効率かつ信頼性の高いASICを提供し、顧客の開発リスクを低減しながら迅速な市場投入を実現します。

ASICはメーカーにより得意分野が異なります。要件や目的に合ったASICメーカーを選びましょう。目的別にASICメーカーをまとめた特集ページを用意していますので、併せてご確認ください。

Media Tekの会社概要

1997年5月28日に台湾・新竹科学工業園区で設立されたファブレス半導体メーカーです。2001年には台湾証券取引所に上場しました。モバイルデバイス、ホームエンターテインメント、IoT、AIoTなど多岐にわたる分野で革新的なシステムオンチップ(SoC)を開発しています。日本法人であるメディアテックジャパンは、2007年11月に設立され、東京に拠点を構えています。

会社名メディアテックジャパン株式会社
本社所在地東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア9F
設立年2007年
電話番号03-5447-6900
公式サイトURLhttps://www.mediatek.com/ja-jp/
目的別
ASICメーカー3選

用途に特化した高性能な半導体を実現するための要であるASICは、メーカーによって得意とする領域や対応の柔軟性、設計支援体制に大きな差があります。

ここではASICの導入や開発を検討している企業担当者に向けて、信頼できるASICメーカー3社を厳選。それぞれの特徴や得意分野をわかりやすく紹介します。

汎用アナログ信号
への対応力なら
ジェピコ
ジェピコ公式HP
引用元:ジェピコ公式HP
https://www.jepico.co.jp/analog-asic.html
対応可能なプロセスノード

500nm/350nm/250nm/180nm

ASIC開発実績

OA機器/産業機器/住宅関連機器/車載/EOL相当品開発

など
おすすめの理由
  • 信号処理で多数の開発実績あり※1。無電源環境下で動作する低電力のミックスドシグナルIC等、難易度の高い仕様も、自社製品に合わせて実現しやすい
  • ファブレスメーカーとして、ウェハ製造~IC量産出荷まで一貫した品質保証が可能。デリバリ面でも安定した供給体制を構築している。
画像やAI処理などの
先端SoCへの対応力なら
ソシオネクスト
ソシオネクスト公式HP
引用元:ソシオネクスト公式HP
https://www.socionext.com/jp/
対応可能なプロセスノード

90nm/65nm/55nm/40nm/28nm/16nm/12nm/7nm/5nm

ASIC開発実績

TV/LPWA/衛星通信/スマートセンサー

など
おすすめの理由
  • RF通信向けソリューションの実績あり。低消費電力RF設計技術を活かし、カスタムSoCの省電力化を提案。
  • AI処理に対応したSoCを設計。Google Quantum AIと量子制御チップを共同開発※2するなど、先端領域への技術展開を強化。
光通信ネットワーク
への対応力なら
メガチップス
メガチップス公式HP
引用元:メガチップス公式HP
https://www.megachips.co.jp/product/asics/
対応可能なプロセスノード

TSMC:28nm/16nm FFC/5nm/7nm(計画中)
GF:22nm FDSOI/12nm(計画中)

ASIC開発実績

PON向け高速シリアルインターフェース(SerDes)

など
おすすめの理由
  • PON向けバーストモードCDR/SerDes技術で15年以上の開発実績※3(2025年8月調査時点)を有し、上り信号を安定化
  • 5G RU FPGAからASICへの変換により、システム性能を損なうことなく消費電力を最大55%削減※4し、低コスト化を実現

※1参照元:ジェピコ公式HP(https://www.jepico.co.jp/analog-asic/development_case.html)
※2参照元:日経クロステック(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02214/)
※3参照元:メガチップス公式HP(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)
※4参照元:メガチップス(https://www.megachips.co.jp/product/asics/solution/optical-com/)

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